第3作 シャークネード エクストリーム・ミッション
第3作は2015年製作 原題Sharknado 3: Oh Hell No! です。
この作品あたりから無茶苦茶さがエスカレートしてきています。また、ほかの作品のパロディも多くなってきます。なにしろ冒頭からして007のパロディです。銃口がサメの口、拳銃がチェーンソーになってます。
ストーリーが始まるとフィンはやたら焦って走っています。場所はワシントン。早くもシャークネードか?と思うと勲章の授与式に遅れそうなので焦っているのでした。フィンはシャークネードからニューヨークを救った功績により最高位の勲章をもらい、ニューヨーク市長からも黄金のチェーンソー!をもらいます。そして祝賀パーティをしていると、まるでそのタイミングに合わせたかのようにシャークネードが会場を襲います。フィンは黄金のチェーンソーを振り回し、はたまたホワイトハウス内で大統領と一緒にマシンガンをぶっぱなしとシャークネードに立ち向かいますが、破壊されたワシントン記念塔がホワイトハウスに突き刺さりワシントンは壊滅的な打撃を受けます。
家族を守るためフィンはユニバーサル・スタジオ・フロリダに向かいます。途中で第1作の生存者ノヴァと合流してシャークネードに立ち向かいます。ユニバーサル・スタジオでは巨大なユニバーサルの地球儀の中に入って転がったり、ジェットコースターからトリプルヘッド・ジョーズらしきものが上映されているアトラクションに飛び込んだりしながらも、家族をサメから救います。そして、シャークネードを消滅させるためにNASAに勤めていた父ギルバートと共にスペースシャトルで宇宙に・・・。
とストーリを見ていくと滅茶苦茶ぶりがエスカレートしてきたのが分かりますね。エイプリルの前作で噛み千切られた左腕はチェーンソー内蔵義手になってたり、大気圏外でもサメが襲ってきたり、B級映画らしいバカバカしさです。
第4作 シャークネード4 ザ・フォースアウェイクンズ
第4作は2016年製作 原題 Sharknado: The 4th Awakens です。
4thはforceにかかってます。オープニングで「最後のシャークネードから5年、・・・」と文字がスターウォーズ風に流れます。ハイテク企業のアストロX社が竜巻の発生を防ぐ気候安定システムを開発し、シャークネードが発生しない平穏な日々が続いています。ところがアストロX社が何を思ったかラスベガスにサメをテーマにしたホテルをオープンします。そこに発生した竜巻が砂を巻き込んでしまったため安定システムでは消滅させられなくなり、ホテルのサメを巻き上げてサンドネードと化してフィンたちに襲いかかります。
ということで、岩を巻き込んだり牛を巻き込んだり、果ては石油や核物質を巻き込んだ〇〇ネードが大量発生!気候安定システムを改良してほとんどは消滅させることができましたが、核物質を巻き込んだヌークリアネードだけは消滅させることができず、かくしてフィン一家はチェーンソーとダサいパワードスーツでヌークリアネードに立ち向かうことに・・・
襲ってくるサメは相変わらずハンマーヘッドが多いですねぇ。製作者が好きなんでしょうか?コバンザメも出てくるけど、サメじゃないんだよなぁ・・・。
パロディ(オマージュ?)は前作よりもさらに盛りだくさんです。アメリカ人ではないので全て分かるわけではないですが、パイレーツオブカリビアンやらテキサスチェーンソー(悪魔のいけにえ)やら出てきます。これはひょっとして〇〇のパロディかな?と考えるのも楽しみ方の一つですね。前作のラストで落下したスペースシャトルの破片につぶされて死んだはずのエイプリルが全身サイボーグ化されて、空まで飛べるようになって活躍するという御都合主義もB級映画の王道ですね。
さらに次回に続く