外国アニメ

外国製TV番組 大(不完)全科 Part2

ドラドラ子猫とチャカチャカ娘

<Part1>JOSIE AND THE PUSSYCATS

製作:ハンナ・バーベラプロ ラジオコミクスプロ カラー30分 CBS ’70.9~’72.9 日本公開 S46 NET

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
リーダー:チャコ Josie Janet Waldo 杉山 佳寿子
ドラム:ミミー Melody Jackie Joseph 増山 江威子
    メロディー Valerie Barbara Pariot 小原 乃梨子
チャコのBF:キザトン Alan Jerry Dexter 高松 しげお
マネージャー:チョロ Alexander Cabot Casey Kasem 古今亭 志ん駒
チョロの妹:サンディ Alexandra Cabot Sherry Alberoni 鈴木 弘子
猫のドラ Sebastian Don Messick 肝付 兼太

<Part2>JOSEI AND THE PUSSYCATS IN OUTER SPACE

製作:ハンナ・バーベラプロ ラジオコミクスプロ カラー30分 CBS ’72.9~’74.1 日本公開 S47 NET

出演
上記のものに新レギュラーとして
Bleep,the space mascot=Don Messick

解説
2シリーズあるわけですが、どちらにしろ、女性3人のロックグループ(プシィキャッツ)が主人公です。<Part?>は地上編というとおかしいですが、コンサートツアーで起きるドタバタ、TV出演時のドタバタが主でした。<Part?>は原題からもわかるとように、宇宙が舞台です。
杉山佳寿子、増山江威子、小原乃梨子、鈴木弘子とそろう女声優はそーかんですなぁ。わたしゃ、みんな好きなんですが、ホース氏は増山さん、増山さんとうるさいんですよ。頭から3人は「スタージンガー」でも共演しました。
作品としては、フィルメーションの「アーチーズ」を意識しているのではないかと思われるフシもあります。

ラムジィ It’s the Wolf

製作:ハンナ・バーベラプロ ‘THE CATTANOOCA CATS’中の一本として放映 ABC ’69~’70

出演

日本名 本名 原語版声優
ラムジィ Lambsy Baws Butler
Bristol Hound Allan Melvin
Mildew,the wolf Paul Lynde

解説
ワーナー漫画に狼とシープドッグのシリーズがあるが、これはそのTV版といったところ(もちろん、ワーナーの方が格段に面白い)。子羊のラムジィをハラペコ狼が狙うわけだが、常に牧羊犬に逆にやっつけられてしまう。

オートキャットとモーターマウス Auto Cat and Motor Mouse

製作:ハンナ・バーベラプロ ‘It’s the Wolf’と同じ番組中の一本として放映

出演

日本名 本名 原語版声優
オートキャット Auto Cat Marty Ingels
モーターマウス Motor Mouse Dick Curtis

解説
「ラムジィ」が狼とシープドッグのTV版とするなら、これは「トムとジェリー」のTV版と言えるだろう。
あの手この手でニューマシンを作り、オートキャットはモーターマウス(「イージーライダー」風のバイクに乗っている)を追いつめようとするが、トムがジェリーを捕まえてしまったことがないのと同様に、モーターマウスはオートキャットを煙に巻く。

おやじ天国 WAIT TILL YOUR FATHER GETS HOME

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 Syndicated ’72 日本公開 ’76(?)

出演

日本名 本名 原語版声優
ハリー・ボイル Harry Boyle Tom Bosley
妻:イルマ・ボイル Irma Boyle Joan Gerber
娘:アリス・ボイル Alice Boyle Kristina Holland
長男 Chet Boyle David Hayward
次男 Jaimie Boyle Jackie Haley
隣の人:ラルフ Ralph Jack Burns

解説
オリジナルタイトルがすべてを象徴している作品。父親と母親が子供たちに家を手に入れるまで我慢しなさいと、言ってふくめるのである。住宅事情はアメリカの方がいいと思うが、家を持つのは、日本同様、大変なことだってことでしょうか。

チンパン探偵ムッシュバラバラ

製作:ABC 30分2話 日本公開 S46

出演

日本名 日本版声優 日本名 日本版声優 日本名 日本版声優
ムッシュバラバラ 鈴木 やすし シャーネル長官 人見 明 ダレール 大泉 滉
パンジー 増山 江威子 ゲバルト大佐 コロムビアトップ ドクター・ワル 緑川 稔
ナレーター 三笑亭 夢楽 マダム大三元 桜 京美 ワンタンメン 海野 かつを

解説
人間が出てくる映画ではない。アニメでもない。登場人(?)物は本物のチンパンジーという異色作。
トレンチコートを華麗に着こなす、秘密探偵組織「アタック」のヒーロー、ムッシュバラバラがシャーネル長官の命令を受けて、相棒のセクシーな美女(猿よ、猿!)パンジーと共に国際ギャング団「デッドキラー」一味の野望を打ち砕かんと大活躍。
デッドキラーのボス、ゲバルト大佐、そのおかかえチンピラ運転手、ダレールはいつもロールスロイスで登場。他にも中国猿女スパイマダム大三元、その召使いワンタンメンがいて、悪事をたくらむのだ。「秘密指令00……」でサブタイトルは始まる。

やったぜ!ハックの大冒険 THE ADVENTURES OF HUCKLEBERRY FINN

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 NBC ’68.9~’69.9 日本公開 S45

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
ハック Huckleberry Finn Michael Shea 中尾 隆聖
ベッキー Becky Thatcher Lu Ann Haslam 武藤 礼子
トム Tom Sawyer Kevin Schultz 小宮山 清
ジョー Injun Joe Ted Cassidy 加藤 精三
ナレーター 愛川 欽也

解説
マーク・トゥエイン原作の「ハックルベリィ・フィン」の設定を借りて作られた実写+アニメ番組。オープニングの主題歌の1番と2番の間に次のようなナレーションが入る。
やあ~、みんな元気?いいぞ~!さあ、ハックの大冒険が始まったよ。
みんな見てる?ん、勉強があるからテレビ見られないって?本当。
で、この後、毎回の話に応じたナレーションが来る。
ベッキーがかわいかったなぁ。

チキチキマシン猛レース THE WACKY RACES
(仮題:行け行けバンバン)(クレージーマシン猛レースと題されることもある)

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 10分1話 CBS ’68.9~’70.9 日本公開 S45 NET

出演

日本名 本名 日本版声優
ブラック魔王 Dick Dastardly 大塚 周夫
ケンケン Muttley,the dog 神山 卓三
ミルクちゃん Penelope Pitstop 小原 乃梨子
キザトトくん 広川 太一郎
ドクターH 槐 柳二
カッペ Luke 雨宮 雅司
ヨタロー 高田 竜二
トラヒゲ 水島 晋
軍曹 細井 重之
タメゴロー 加藤 修
トンチキ 緑川 稔
コウモリボス 梶 哲也
ナレーター 野沢 那智

原語版出演 Paul Winchell,Janet Waldo,Mel Blanc,Don Messick

解説その1
登場レーサー名は手元の資料によると、Pat Pending,Rufus Ruftut,Sawtooth,The Slag Brothers(Rock and Gravel),the Ant Hill Mob,the Red Max,the Gruesome Twosome,Luke and Blubber Bear とあるのですが、日本名との照会が出来ません。
ただ、ミルクちゃんは女性ドライバーであり、さらに、後年の「ペネロッピー絶体絶命」のペネロッピーと同一キャラクターと思われるので上記のようになりました。ミルクちゃんの車はプッシーキャット号。
ドクターHはマジック?、カッペはトロッコスペシャルなんて車に乗ってましたな。キザトトはハンサムV9、ブラック魔王は00(ゼロゼロ)マシン。
小原さんも言ってるけど、「グレートレース」が下敷きなのだろうな。ジャック・レモンとピーター・フォークがブラック魔王とケンケンに相当するわけで。

解説その2
ホース氏による解説中に出てきたレーサー名について、私の記憶を元に付け加えさせてもらいます。
The Slag Brothers(Rock and Gravel)(直訳すると火山岩兄弟(イワとジャリ))は、おそらく、ガンセキオープンという岩をくり抜いて作られている車に乗っていた原始人風二人組のことだと思われます。
Luke and Blubber Bearは、トロッコスペシャルに熊と共に乗り込んでいるカッペではないかと思われます。
また、The Gruesome Twosome(直訳すると気味悪二人組)は、ヒュードロクーペの幽霊二人組(その片方の名が、コウモリボスであったかどうかは忘れてしまいました)だと思われます。ヒュードロクーペは、その周りをヒトダマが飛び、車の屋根の上に小さな小屋のようなものが付いていて、そこから時々ドラゴンが首を出して火を吹くという自動車でありました。
軍曹は、タンクGTという戦車そのものに乗っておりました。
後、ギャングセブンという黒塗りのセダンに乗った7人の小人が出ていましたが、この7人は「ペネロッピー絶体絶命!」にも出ていました。

スカイキッドブラック魔王 DASTARDLY AND MUTTLEY IN THEIR FLYING MACHINES

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 10分1話 CBS ’69.9~’71.9 日本公開 S45 NET

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
ブラック魔王 Dick Dastardly Paul Winchell 大塚 周夫
ケンケン MUTTLEY,the dog Don Messick 神山 卓三
ヘッピリー Klunk Don Messick 関 敬六
ビックリー Zilly Don Messick 大泉 滉
ハトのポッピー Yankee Doodle Don Messick 増山 江威子

解説
この作品、アメリカのTVアニメの最高傑作ではないかと思う。特にケンケンは、出色のキャラクターであり、かつてのアメリカギャグ漫画映画のトリックスター(バッグス・バニー等)に連なるものである。
実際に製作しているメンバーの中には、かつてワーナー漫画のスタッフだった人間が何人かいるということも、その原因となっているのだろう。
この時期のハンナ・バーベラのギャグ物は、出来が総じて良い。
日本では、同じ時期に「花のピュンピュン丸」みたいな作品があって、なぜか、この頃日米共に、ギャグが冴えていたようである。

ペネロッピー絶体絶命! THE PERILS OF PENELOPE PITSTOP

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 CBS ’69.9~’71.9

出演

日本名 本名 原語版声優
ペネロッピー Penelope Pitstop Janet Waldo
マントメガネ Sylvester Sneekly/HoodedClaw Paul Lynde
Chugaboom Mel Blanc
Yak Yak
Bully Brothers
ナレーター Gary owens
いわゆる「ギャングセブン」の
うちの子分六人衆
Clyde Paul Winchell
Softly
Zippy Don Messick
Pockers
Dum Dum
Snoozy

解説
女性ドライバーのペネロッピーを、主題歌のごとくマントメガネなる悪人がつけ狙うというストーリー展開を持つ作品です。
このペネロッピーを守るのが、「チキチキマシン猛レース」にも登場するギャングセブン(the Ant Hill Mob)の小人七人衆。
つまりですな、「白雪姫」的設定でもあるわけです。

くまくんトリオ大脱走! HELP! IT’S THE HAIR BEAR BUNCH

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 CBS ’71.9~’72.9 日本公開 ’72

出演

本名 原語版声優
Hair Bear Daws Butler
Bubi Bear Paul Winchell
Square Bear Bill Calloway
Mr.Peevely,zoo curator John Stephenson
Peevely’s assistant Joe E Ross

解説
三匹の熊が、動物園の檻の中に飼育されている訳です。
この熊さんたちは,檻を出たくて、飼育係のおじさんの目を盗んでは、森に逃げ出そうとするのですが、毎回檻に連れ戻されてしまうんですな。

スーパースリー&フランケンロボ FRANKENSTEIN Jr. AND THE IMPASSIBLES

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 2本 CBS ’66.9~’68.9 日本公開 ’67 NET

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
フランケンロボ Frankenstein Jr. Ted Cassidy
Buzz Dick Beals
Father John Stephenson
スーパースリー マイト Multi-Man Don Messick 愛川欽也
          フリー Fluid-Man Paul Frees
          コイル Coil-Man Hal Smith

解説
「フランケンロボ」は、一口で言えば「鉄人28号」なわけです。少年-フランケンロボの肩に座っている場合が多い-の指令に基づいて悪人をやっつける話だってことです。
「スーパースリー」は、分身能力を持ったマイト、流体のように姿をいろいろに変えられるフリー、コイルはその名のごとく身体がコイル状-つまりバネですな-になっていてビヨヨーンとはずむ、というトリオのスーパーヒーローの話。

ミクロ決死隊 THE MICRO VENTURE

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー7分 “THE BANANA SPLITS ADVENTURE HOUR”の6パートの内の一つ。
NBS ’68.9~’70.9 日本公開 ’72? NHK

出演

本名 原語版声優 日本版声優
Professor Carter Don Messick 広川 太一郎
Jill Carter Patsy Garrett
Mike Carter Tommy Cook

解説
「ミクロの決死圏」をシリーズ化したような作品(フライシャーがやれば良いのに…)。
研究所の4人(くらい)が、ミクロ化光線を浴びて「ミクロー・イン!」と叫ぶと、豆粒より小さくなる。彼らは同時に縮小された飛行艇「マイクロン号」に乗り込み、ミクロの世界に冒険を挑む。
といっても、SF的なものではなく、ジャンプ豆や人形におそわれたり、と童話的展開を見せる。ピンチになると、隊員の一人インド人のミスター・ネンリキが右手を動かし「ネンリキ~。」と唱えると、超能力でその場を切り抜ける。彼の存在が最もユニークである。声の出演は納谷六郎。

弱虫クルッパー&新弱虫クルッパー Scooby Doo,Where Are You?

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 ’69~’72 CBS ’78~ ABC(新~だと思う)

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
クルッパー Scooby Doo Don Messick 滝口 順平
フレディ Freddy Frank Wellcer
ダフィーヌ Daphne Heather North
シャギー Shaggy Casey Kasem
ベルマ Velma Nichol Jaffe

☆Scooby Dooの他の番組
THE NEW SCOOBY DOO MOVIES カラー60分 CBS ’72~
THE SCOOBY DOO/DYNOMUTT HOUR カラー60分 ABC ’76~
SCOOBY AND SCRAPPY DOO カラー30分 ABC ’79~

解説
男2人女2人にクルッパー一匹が、ミステリーマシンというバンに乗って超自然現象を捜しまわるという話。アメリカでは大ヒットして、色々番組が作られている。
日本版を見た限りでは、大ヒットする程おもしろいようには思えなかったのだが。

まんがおもしろピック Scooby’s All-Star Laff-A-Lympics
(東京12チャンネル(現テレビ東京)放映時のタイトル)

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー120分 ABC ’77

解説
ハンナ・バーベラプロのオールスターによる大運動会。
クマゴローを主将とするYOGI YAHOOEYS(珍犬ハックル、早撃ちマック等)、クルッパーを主将とするSCOOBY DOOBIES(ダイノマット等)、ケンケンを主将とするREALLY ROTTENS(悪役ばっかり!)の3チーム対抗形式。余りおもしろくはなかったと記憶する。

少年シンドバッド(シンドバッドの冒険) SINBAD JR,THE SAILOR
オリジナルタイトル“The Adventures of Sinbad Jr.”(“Sinbad”はAIP社登録商標)

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 4本(5分枠) Sindicated ’66 日本公開 S41

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
シンドバッド Sinbad,the sailor Tim Matthieson 古谷 徹
ソルティ Salty,his parrot and first mate Mel Blanc 三遊亭 金馬

解説
マジック・ベルトを引っぱってきつくしめると、ホウレン草を食べた後のポパイのように、怪力無双のスーパーパワーを発する少年=シンドバッドが、オウムのソルティとヨットで世界中を旅しながら、悪人をやっつけるという話でありました。

鉄腕アント THE ATOM ANT SHOW

製作:ハンナ・バーベラプロ 30分 4本(5分枠) NBC ’65.10~’68.9 日本公開 ’66 NET

出演

日本名 本名 原語版声優
アント ATOM ANT Howard Morris

解説
アリがスーパーヒーローなのであります。まあ、「マイティマウス」なんて例もありますが、ネズミよりさらに小さいアリなんですよね。
こんなことしか書けないのは、内容を全然覚えていないからなんです。ゴメンナサイ。

秘密探偵001(ゼロゼロワン) THE SECRET SQUIRREL SHOW

製作:ハンナ・バーベラプロ 30分3本 NBC ’65.10~ Sindicated ’68.9~ 日本公開 ’66 「秘密探偵クルクル」 NET

出演

日本名 本名 原語版声優
クルクル Secret Squirrel Mel Blanc
モコモコ Morocco Mole Paul Frees
Chief Winchley John Stephenson

解説
主題歌にある通り、リスの探偵クルクルとその助手モグラのモコモコの話です。
大した事件ではないわけですが、適当に解決するわけです。

宇宙家族 THE JETSONS

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 ABC ’62.9~’64.9(後、NBC,CBS) 日本公開 ’63~ NHK

出演

日本名 本名 原語版声優 日本版声優
主人:ジョージ George George O’Hanlon 近石 真介
妻:ジェーン Jane Penny Singleton 香椎 くに子
(宇宙家族といってもロビンソンの
方の奥さんもこの人でした。)
娘:ジュディ Judy Janet Waldo 岡 奈津美
息子:エルロイ Elroy Daws Butler
Mr.Spacely Mel Blanc 相模 武
ジェットソン家の犬:アストロ Astro Don Messick
ロボット召使い Rosie Jean Vander Pyl

解説
はっきり言って、「原始家族」と同じことを未来社会という設定の中でやっているにすぎません。STONEがSPACEに変わっただけなのであります。
内容的には、日本の漫画で近いものを掲げると「フジ三太郎」になるのではないかと思います。自家用宇宙船を降りて、動く歩道に乗ると、自家用小型宇宙船は自動的にアタッシュケースに折り畳まってしまうとうオープニングは好きでした。

刑事ゴロンボ MUMBLY

製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 ABC ’76~ Sindicated 日本公開 ’77 NHK

出演

日本名 本名 原語版声優
ゴロンボ Mumbly Don Messick
Shnooker John Stephenson

解説
「チキチキマシン猛レース」「スカイキッドブラック魔王」で大人気を博したケンケンが、刑事コロンボならぬゴロンボとして活躍しますが、第一話に出てきた悪人がブラック魔王(声も大塚周夫だった!)そのものだったのには笑いました。(しかし、笑えたのはそこだけでした。)

バッグス・バニーショウ&バッグス・バニーとゆかいな仲間たち

製作:ワーナーブラザース映画

THE BUGS BUNNY/ROAD RUNNER HOUR 30分 CBS ’68~’71
THE BUGS BUNNY/ROAD RUNNER HOUR AND A HALF 90分 CBS ’77~’78
THE BUGS BUNNY/ROAD RUNNER SHOW 90分 CBS ’77~’78
THE BUGS BUNNY SHOW 30分 ABC ’60~’62,CBS ’71~’75,ABC ’73~’75
THE DAFFY DUCK SHOW 30分 NBC ’78~
THE ROAD RUNNER SHOW 30分 CBS ’67~’68,ABC ’71~’72

※詳しくは、バッグス・バニー関連のページを参照。

トムとジェリー TOM AND JERRY

A:劇場用“Tom&Jerry”シリーズTV公開 30分3本形式 MGMの他キャラクターも含む ’40~’67製作 日本公開 TBS
声の出演 トム(八代 駿) ジェリー(藤田 淑子) ナレーター(谷 幹一) バーニー・ベア(三遊亭 金馬) ドルーピー(玉川 良一)
B:TVアニメ“TOM AND JERRY SHOW”
製作 ハンナ・バーベラプロ MGMプロ ’65.9~’72.9 日本公開 ’80 「新・トムとジェリー」として公開
声の出演 トムとジェリーはしゃべらない

C:TVスペシャル「おかしなおかしなトムとジェリー大行進」?~? ’80.11 ’81.1 ’81.3 NTV
未放映分のMGM作品一挙公開(つまり劇場用再編集のTV長編?)
声の出演 トム(高橋 和枝) ジェリー(太田 淑子) ナレーター(植木 等)
D:TVスペシャル 「トムとジェリー大行進」?~? ’81~’82 新作
製作 MGMプロ・フィルメーションスタジオ
声の出演 上記と同じ ドルーピー(滝口 順平)

解説
私は、Aいがいのトムとジェリーは見るなと言いたい。Cは、Aからなぜか抜け落ちた分であるから、まあ見ても良かろう。ただ、Aのトムとジェリーの大部分はハンナ・バーベラの作品だが、Cはチャック・ジョーンズの作品である。トムとジェリーに関しては、さすがのジョーンズでもハンナ・バーベラにはかなわない。
Bもハンナ・バーベラの名が付いているわけだけれども、それはやはり、テレビアニメでしかなく、ハンナ・バーベラも昔のハンナ・バーベラではない。
Dのフィルメーション版は最低である。こんなの見るな!

(管理人注:ということで、トムとジェリーに関しては、関連ページを参照のこと!)

POPEYE (TV公開) “POPEYE THE SAILOR”シリーズ

A:製作 フライシャースタジオ(劇場用) 白黒7分 ’33~’43 (パラマウント) TBS公開
プロデュース マックス・フライシャー
演出 デイブ・フライシャー(Dave Fleischer),Isadra Sparber,Dan Gordon,Seymour Kneitel
B:製作 フェイマススタジオ(劇場用) テクニカラー7分 ’44~’57 (パラマウント)
演出 前回までのスタッフからフライシャーを除き、Bill Tytla,Dare Tendlarが加わる
出演

本名 原語版声優 日本版声優
Popeye William Costello(’33のみ)
Jack Mercer
浦野 光
Olive Oyl Mae Questle 京田 尚子
Bluto Gus Wicki
Pinto Colvig
熊倉 一雄
Wimpy Jack Mercer
Lou Fleischer
Frank Matalone

C:“POPEYE”
製作 キングフィーチャープロ(TVアニメ) カラー30分4本 Sindicated ’61~’63 日本公開 ’80.8 NHK
作画 Jack Kenneyスタジオ,パラマウント映画,イタリア・レンブラントスタジオ
出演(日本語版の声の出演は上記と同じ)

本名 原語版声優
Popeye Jack Mercer
Olive Oyl Mae Questle
Bluto Jackson Beck
Wimpy Charles Lawrence
Jack Mercer
Swee’Pee Mae Questlo
Shorty Arnold Stang

D:“THE ALL NEW POPEYE HOUR”
製作 ハンナ・バーベラプロ(TVアニメ) カラー1時間6本 CBS ’78.9~
出演

本名 原語版声優 日本版声優
Popeye Jack Mercer 高松 しげお
Olive Oyl Marilyn Schrefler 山本 嘉子
Bluto Allan Melvin 小松 方正
Wimpy Daws Butler

解説
レスリー・カバーガの「フライシャー物語」(もちろん未訳)には、Aのポパイ以外見るな、と書いてある。これには筆者も同感である。
Aの黒白ポパイは、昭和34年6月より、「オバケのQ太郎」が始まるまで、「ポパイの歌」と共に放映された。(TBS系)
この版は、各話(30分に3話)の始まりは、船のキャビンの扉が開いてタイトルが出るという形式だった。
「ポパイ」の成功は、ドナルド・ダックと同様に、その声によるところが大きい。Jack Mercerが、最初の1年間を除いて、ずっと‘ポパイ’をやってるわけだから、Mercerの声だというわけである。
この人は、もともとはフライシャースタジオのアニメーターだったのである。Costlloが使えなくなって困ったフライシャーが、ある日スタジオ内を歩いていると、どこからともなくポパイの声がするんで確かめてみると、アニメーターのMercerがその主だったのである。
日本版は、浦野光がオリジナルのものと錯覚するアテレコをしていて、これまた良いのである。