ドラドラ子猫とチャカチャカ娘
<Part1>JOSIE AND THE PUSSYCATS
製作:ハンナ・バーベラプロ ラジオコミクスプロ カラー30分 CBS ’70.9~’72.9 日本公開 S46 NET
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
リーダー:チャコ | Josie | Janet Waldo | 杉山 佳寿子 |
ドラム:ミミー | Melody | Jackie Joseph | 増山 江威子 |
メロディー | Valerie | Barbara Pariot | 小原 乃梨子 |
チャコのBF:キザトン | Alan | Jerry Dexter | 高松 しげお |
マネージャー:チョロ | Alexander Cabot | Casey Kasem | 古今亭 志ん駒 |
チョロの妹:サンディ | Alexandra Cabot | Sherry Alberoni | 鈴木 弘子 |
猫のドラ | Sebastian | Don Messick | 肝付 兼太 |
<Part2>JOSEI AND THE PUSSYCATS IN OUTER SPACE
製作:ハンナ・バーベラプロ ラジオコミクスプロ カラー30分 CBS ’72.9~’74.1 日本公開 S47 NET
出演
上記のものに新レギュラーとして
Bleep,the space mascot=Don Messick
解説
2シリーズあるわけですが、どちらにしろ、女性3人のロックグループ(プシィキャッツ)が主人公です。<Part?>は地上編というとおかしいですが、コンサートツアーで起きるドタバタ、TV出演時のドタバタが主でした。<Part?>は原題からもわかるとように、宇宙が舞台です。
杉山佳寿子、増山江威子、小原乃梨子、鈴木弘子とそろう女声優はそーかんですなぁ。わたしゃ、みんな好きなんですが、ホース氏は増山さん、増山さんとうるさいんですよ。頭から3人は「スタージンガー」でも共演しました。
作品としては、フィルメーションの「アーチーズ」を意識しているのではないかと思われるフシもあります。
ラムジィ It’s the Wolf
製作:ハンナ・バーベラプロ ‘THE CATTANOOCA CATS’中の一本として放映 ABC ’69~’70
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
ラムジィ | Lambsy | Baws Butler |
犬 | Bristol Hound | Allan Melvin |
狼 | Mildew,the wolf | Paul Lynde |
解説
ワーナー漫画に狼とシープドッグのシリーズがあるが、これはそのTV版といったところ(もちろん、ワーナーの方が格段に面白い)。子羊のラムジィをハラペコ狼が狙うわけだが、常に牧羊犬に逆にやっつけられてしまう。
オートキャットとモーターマウス Auto Cat and Motor Mouse
製作:ハンナ・バーベラプロ ‘It’s the Wolf’と同じ番組中の一本として放映
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
オートキャット | Auto Cat | Marty Ingels |
モーターマウス | Motor Mouse | Dick Curtis |
解説
「ラムジィ」が狼とシープドッグのTV版とするなら、これは「トムとジェリー」のTV版と言えるだろう。
あの手この手でニューマシンを作り、オートキャットはモーターマウス(「イージーライダー」風のバイクに乗っている)を追いつめようとするが、トムがジェリーを捕まえてしまったことがないのと同様に、モーターマウスはオートキャットを煙に巻く。
おやじ天国 WAIT TILL YOUR FATHER GETS HOME
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 Syndicated ’72 日本公開 ’76(?)
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
ハリー・ボイル | Harry Boyle | Tom Bosley |
妻:イルマ・ボイル | Irma Boyle | Joan Gerber |
娘:アリス・ボイル | Alice Boyle | Kristina Holland |
長男 | Chet Boyle | David Hayward |
次男 | Jaimie Boyle | Jackie Haley |
隣の人:ラルフ | Ralph | Jack Burns |
解説
オリジナルタイトルがすべてを象徴している作品。父親と母親が子供たちに家を手に入れるまで我慢しなさいと、言ってふくめるのである。住宅事情はアメリカの方がいいと思うが、家を持つのは、日本同様、大変なことだってことでしょうか。
チンパン探偵ムッシュバラバラ
製作:ABC 30分2話 日本公開 S46
出演
日本名 | 日本版声優 | 日本名 | 日本版声優 | 日本名 | 日本版声優 |
ムッシュバラバラ | 鈴木 やすし | シャーネル長官 | 人見 明 | ダレール | 大泉 滉 |
パンジー | 増山 江威子 | ゲバルト大佐 | コロムビアトップ | ドクター・ワル | 緑川 稔 |
ナレーター | 三笑亭 夢楽 | マダム大三元 | 桜 京美 | ワンタンメン | 海野 かつを |
解説
人間が出てくる映画ではない。アニメでもない。登場人(?)物は本物のチンパンジーという異色作。
トレンチコートを華麗に着こなす、秘密探偵組織「アタック」のヒーロー、ムッシュバラバラがシャーネル長官の命令を受けて、相棒のセクシーな美女(猿よ、猿!)パンジーと共に国際ギャング団「デッドキラー」一味の野望を打ち砕かんと大活躍。
デッドキラーのボス、ゲバルト大佐、そのおかかえチンピラ運転手、ダレールはいつもロールスロイスで登場。他にも中国猿女スパイマダム大三元、その召使いワンタンメンがいて、悪事をたくらむのだ。「秘密指令00……」でサブタイトルは始まる。
やったぜ!ハックの大冒険 THE ADVENTURES OF HUCKLEBERRY FINN
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 NBC ’68.9~’69.9 日本公開 S45
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
ハック | Huckleberry Finn | Michael Shea | 中尾 隆聖 |
ベッキー | Becky Thatcher | Lu Ann Haslam | 武藤 礼子 |
トム | Tom Sawyer | Kevin Schultz | 小宮山 清 |
ジョー | Injun Joe | Ted Cassidy | 加藤 精三 |
ナレーター | — | — | 愛川 欽也 |
解説
マーク・トゥエイン原作の「ハックルベリィ・フィン」の設定を借りて作られた実写+アニメ番組。オープニングの主題歌の1番と2番の間に次のようなナレーションが入る。
やあ~、みんな元気?いいぞ~!さあ、ハックの大冒険が始まったよ。
みんな見てる?ん、勉強があるからテレビ見られないって?本当。
で、この後、毎回の話に応じたナレーションが来る。
ベッキーがかわいかったなぁ。
チキチキマシン猛レース THE WACKY RACES
(仮題:行け行けバンバン)(クレージーマシン猛レースと題されることもある)
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 10分1話 CBS ’68.9~’70.9 日本公開 S45 NET
出演
日本名 | 本名 | 日本版声優 |
ブラック魔王 | Dick Dastardly | 大塚 周夫 |
ケンケン | Muttley,the dog | 神山 卓三 |
ミルクちゃん | Penelope Pitstop | 小原 乃梨子 |
キザトトくん | — | 広川 太一郎 |
ドクターH | — | 槐 柳二 |
カッペ | Luke | 雨宮 雅司 |
ヨタロー | — | 高田 竜二 |
トラヒゲ | — | 水島 晋 |
軍曹 | — | 細井 重之 |
タメゴロー | — | 加藤 修 |
トンチキ | — | 緑川 稔 |
コウモリボス | — | 梶 哲也 |
ナレーター | — | 野沢 那智 |
原語版出演 Paul Winchell,Janet Waldo,Mel Blanc,Don Messick
解説その1
登場レーサー名は手元の資料によると、Pat Pending,Rufus Ruftut,Sawtooth,The Slag Brothers(Rock and Gravel),the Ant Hill Mob,the Red Max,the Gruesome Twosome,Luke and Blubber Bear とあるのですが、日本名との照会が出来ません。
ただ、ミルクちゃんは女性ドライバーであり、さらに、後年の「ペネロッピー絶体絶命」のペネロッピーと同一キャラクターと思われるので上記のようになりました。ミルクちゃんの車はプッシーキャット号。
ドクターHはマジック?、カッペはトロッコスペシャルなんて車に乗ってましたな。キザトトはハンサムV9、ブラック魔王は00(ゼロゼロ)マシン。
小原さんも言ってるけど、「グレートレース」が下敷きなのだろうな。ジャック・レモンとピーター・フォークがブラック魔王とケンケンに相当するわけで。
解説その2
ホース氏による解説中に出てきたレーサー名について、私の記憶を元に付け加えさせてもらいます。
The Slag Brothers(Rock and Gravel)(直訳すると火山岩兄弟(イワとジャリ))は、おそらく、ガンセキオープンという岩をくり抜いて作られている車に乗っていた原始人風二人組のことだと思われます。
Luke and Blubber Bearは、トロッコスペシャルに熊と共に乗り込んでいるカッペではないかと思われます。
また、The Gruesome Twosome(直訳すると気味悪二人組)は、ヒュードロクーペの幽霊二人組(その片方の名が、コウモリボスであったかどうかは忘れてしまいました)だと思われます。ヒュードロクーペは、その周りをヒトダマが飛び、車の屋根の上に小さな小屋のようなものが付いていて、そこから時々ドラゴンが首を出して火を吹くという自動車でありました。
軍曹は、タンクGTという戦車そのものに乗っておりました。
後、ギャングセブンという黒塗りのセダンに乗った7人の小人が出ていましたが、この7人は「ペネロッピー絶体絶命!」にも出ていました。
スカイキッドブラック魔王 DASTARDLY AND MUTTLEY IN THEIR FLYING MACHINES
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 10分1話 CBS ’69.9~’71.9 日本公開 S45 NET
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
ブラック魔王 | Dick Dastardly | Paul Winchell | 大塚 周夫 |
ケンケン | MUTTLEY,the dog | Don Messick | 神山 卓三 |
ヘッピリー | Klunk | Don Messick | 関 敬六 |
ビックリー | Zilly | Don Messick | 大泉 滉 |
ハトのポッピー | Yankee Doodle | Don Messick | 増山 江威子 |
解説
この作品、アメリカのTVアニメの最高傑作ではないかと思う。特にケンケンは、出色のキャラクターであり、かつてのアメリカギャグ漫画映画のトリックスター(バッグス・バニー等)に連なるものである。
実際に製作しているメンバーの中には、かつてワーナー漫画のスタッフだった人間が何人かいるということも、その原因となっているのだろう。
この時期のハンナ・バーベラのギャグ物は、出来が総じて良い。
日本では、同じ時期に「花のピュンピュン丸」みたいな作品があって、なぜか、この頃日米共に、ギャグが冴えていたようである。
ペネロッピー絶体絶命! THE PERILS OF PENELOPE PITSTOP
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 CBS ’69.9~’71.9
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
ペネロッピー | Penelope Pitstop | Janet Waldo |
マントメガネ | Sylvester Sneekly/HoodedClaw | Paul Lynde |
— | Chugaboom | Mel Blanc |
— | Yak Yak | |
— | Bully Brothers | |
ナレーター | — | Gary owens |
いわゆる「ギャングセブン」の うちの子分六人衆 |
Clyde | Paul Winchell |
Softly | ||
Zippy | Don Messick | |
Pockers | ||
Dum Dum | ||
Snoozy |
解説
女性ドライバーのペネロッピーを、主題歌のごとくマントメガネなる悪人がつけ狙うというストーリー展開を持つ作品です。
このペネロッピーを守るのが、「チキチキマシン猛レース」にも登場するギャングセブン(the Ant Hill Mob)の小人七人衆。
つまりですな、「白雪姫」的設定でもあるわけです。
くまくんトリオ大脱走! HELP! IT’S THE HAIR BEAR BUNCH
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 CBS ’71.9~’72.9 日本公開 ’72
出演
本名 | 原語版声優 |
Hair Bear | Daws Butler |
Bubi Bear | Paul Winchell |
Square Bear | Bill Calloway |
Mr.Peevely,zoo curator | John Stephenson |
Peevely’s assistant | Joe E Ross |
解説
三匹の熊が、動物園の檻の中に飼育されている訳です。
この熊さんたちは,檻を出たくて、飼育係のおじさんの目を盗んでは、森に逃げ出そうとするのですが、毎回檻に連れ戻されてしまうんですな。
スーパースリー&フランケンロボ FRANKENSTEIN Jr. AND THE IMPASSIBLES
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 2本 CBS ’66.9~’68.9 日本公開 ’67 NET
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
フランケンロボ | Frankenstein Jr. | Ted Cassidy | — |
— | Buzz | Dick Beals | — |
— | Father | John Stephenson | — |
スーパースリー マイト | Multi-Man | Don Messick | 愛川欽也 |
フリー | Fluid-Man | Paul Frees | — |
コイル | Coil-Man | Hal Smith | — |
解説
「フランケンロボ」は、一口で言えば「鉄人28号」なわけです。少年-フランケンロボの肩に座っている場合が多い-の指令に基づいて悪人をやっつける話だってことです。
「スーパースリー」は、分身能力を持ったマイト、流体のように姿をいろいろに変えられるフリー、コイルはその名のごとく身体がコイル状-つまりバネですな-になっていてビヨヨーンとはずむ、というトリオのスーパーヒーローの話。
ミクロ決死隊 THE MICRO VENTURE
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー7分 “THE BANANA SPLITS ADVENTURE HOUR”の6パートの内の一つ。
NBS ’68.9~’70.9 日本公開 ’72? NHK
出演
本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
Professor Carter | Don Messick | 広川 太一郎 |
Jill Carter | Patsy Garrett | — |
Mike Carter | Tommy Cook | — |
解説
「ミクロの決死圏」をシリーズ化したような作品(フライシャーがやれば良いのに…)。
研究所の4人(くらい)が、ミクロ化光線を浴びて「ミクロー・イン!」と叫ぶと、豆粒より小さくなる。彼らは同時に縮小された飛行艇「マイクロン号」に乗り込み、ミクロの世界に冒険を挑む。
といっても、SF的なものではなく、ジャンプ豆や人形におそわれたり、と童話的展開を見せる。ピンチになると、隊員の一人インド人のミスター・ネンリキが右手を動かし「ネンリキ~。」と唱えると、超能力でその場を切り抜ける。彼の存在が最もユニークである。声の出演は納谷六郎。
弱虫クルッパー&新弱虫クルッパー Scooby Doo,Where Are You?
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 ’69~’72 CBS ’78~ ABC(新~だと思う)
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
クルッパー | Scooby Doo | Don Messick | 滝口 順平 |
フレディ | Freddy | Frank Wellcer | — |
ダフィーヌ | Daphne | Heather North | — |
シャギー | Shaggy | Casey Kasem | — |
ベルマ | Velma | Nichol Jaffe | — |
☆Scooby Dooの他の番組
THE NEW SCOOBY DOO MOVIES カラー60分 CBS ’72~
THE SCOOBY DOO/DYNOMUTT HOUR カラー60分 ABC ’76~
SCOOBY AND SCRAPPY DOO カラー30分 ABC ’79~
解説
男2人女2人にクルッパー一匹が、ミステリーマシンというバンに乗って超自然現象を捜しまわるという話。アメリカでは大ヒットして、色々番組が作られている。
日本版を見た限りでは、大ヒットする程おもしろいようには思えなかったのだが。
まんがおもしろピック Scooby’s All-Star Laff-A-Lympics
(東京12チャンネル(現テレビ東京)放映時のタイトル)
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー120分 ABC ’77
解説
ハンナ・バーベラプロのオールスターによる大運動会。
クマゴローを主将とするYOGI YAHOOEYS(珍犬ハックル、早撃ちマック等)、クルッパーを主将とするSCOOBY DOOBIES(ダイノマット等)、ケンケンを主将とするREALLY ROTTENS(悪役ばっかり!)の3チーム対抗形式。余りおもしろくはなかったと記憶する。
少年シンドバッド(シンドバッドの冒険) SINBAD JR,THE SAILOR
オリジナルタイトル“The Adventures of Sinbad Jr.”(“Sinbad”はAIP社登録商標)
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 4本(5分枠) Sindicated ’66 日本公開 S41
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
シンドバッド | Sinbad,the sailor | Tim Matthieson | 古谷 徹 |
ソルティ | Salty,his parrot and first mate | Mel Blanc | 三遊亭 金馬 |
解説
マジック・ベルトを引っぱってきつくしめると、ホウレン草を食べた後のポパイのように、怪力無双のスーパーパワーを発する少年=シンドバッドが、オウムのソルティとヨットで世界中を旅しながら、悪人をやっつけるという話でありました。
鉄腕アント THE ATOM ANT SHOW
製作:ハンナ・バーベラプロ 30分 4本(5分枠) NBC ’65.10~’68.9 日本公開 ’66 NET
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
アント | ATOM ANT | Howard Morris |
解説
アリがスーパーヒーローなのであります。まあ、「マイティマウス」なんて例もありますが、ネズミよりさらに小さいアリなんですよね。
こんなことしか書けないのは、内容を全然覚えていないからなんです。ゴメンナサイ。
秘密探偵001(ゼロゼロワン) THE SECRET SQUIRREL SHOW
製作:ハンナ・バーベラプロ 30分3本 NBC ’65.10~ Sindicated ’68.9~ 日本公開 ’66 「秘密探偵クルクル」 NET
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
クルクル | Secret Squirrel | Mel Blanc |
モコモコ | Morocco Mole | Paul Frees |
— | Chief Winchley | John Stephenson |
解説
主題歌にある通り、リスの探偵クルクルとその助手モグラのモコモコの話です。
大した事件ではないわけですが、適当に解決するわけです。
宇宙家族 THE JETSONS
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 ABC ’62.9~’64.9(後、NBC,CBS) 日本公開 ’63~ NHK
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
主人:ジョージ | George | George O’Hanlon | 近石 真介 |
妻:ジェーン | Jane | Penny Singleton | 香椎 くに子 (宇宙家族といってもロビンソンの 方の奥さんもこの人でした。) |
娘:ジュディ | Judy | Janet Waldo | 岡 奈津美 |
息子:エルロイ | Elroy | Daws Butler | — |
Mr.Spacely | Mel Blanc | 相模 武 | |
ジェットソン家の犬:アストロ | Astro | Don Messick | — |
ロボット召使い | Rosie | Jean Vander Pyl | — |
解説
はっきり言って、「原始家族」と同じことを未来社会という設定の中でやっているにすぎません。STONEがSPACEに変わっただけなのであります。
内容的には、日本の漫画で近いものを掲げると「フジ三太郎」になるのではないかと思います。自家用宇宙船を降りて、動く歩道に乗ると、自家用小型宇宙船は自動的にアタッシュケースに折り畳まってしまうとうオープニングは好きでした。
刑事ゴロンボ MUMBLY
製作:ハンナ・バーベラプロ カラー30分 ABC ’76~ Sindicated 日本公開 ’77 NHK
出演
日本名 | 本名 | 原語版声優 |
ゴロンボ | Mumbly | Don Messick |
— | Shnooker | John Stephenson |
解説
「チキチキマシン猛レース」「スカイキッドブラック魔王」で大人気を博したケンケンが、刑事コロンボならぬゴロンボとして活躍しますが、第一話に出てきた悪人がブラック魔王(声も大塚周夫だった!)そのものだったのには笑いました。(しかし、笑えたのはそこだけでした。)
バッグス・バニーショウ&バッグス・バニーとゆかいな仲間たち
製作:ワーナーブラザース映画
THE BUGS BUNNY/ROAD RUNNER HOUR 30分 CBS ’68~’71
THE BUGS BUNNY/ROAD RUNNER HOUR AND A HALF 90分 CBS ’77~’78
THE BUGS BUNNY/ROAD RUNNER SHOW 90分 CBS ’77~’78
THE BUGS BUNNY SHOW 30分 ABC ’60~’62,CBS ’71~’75,ABC ’73~’75
THE DAFFY DUCK SHOW 30分 NBC ’78~
THE ROAD RUNNER SHOW 30分 CBS ’67~’68,ABC ’71~’72
※詳しくは、バッグス・バニー関連のページを参照。
トムとジェリー TOM AND JERRY
A:劇場用“Tom&Jerry”シリーズTV公開 30分3本形式 MGMの他キャラクターも含む ’40~’67製作 日本公開 TBS
声の出演 トム(八代 駿) ジェリー(藤田 淑子) ナレーター(谷 幹一) バーニー・ベア(三遊亭 金馬) ドルーピー(玉川 良一)
B:TVアニメ“TOM AND JERRY SHOW”
製作 ハンナ・バーベラプロ MGMプロ ’65.9~’72.9 日本公開 ’80 「新・トムとジェリー」として公開
声の出演 トムとジェリーはしゃべらない
C:TVスペシャル「おかしなおかしなトムとジェリー大行進」?~? ’80.11 ’81.1 ’81.3 NTV
未放映分のMGM作品一挙公開(つまり劇場用再編集のTV長編?)
声の出演 トム(高橋 和枝) ジェリー(太田 淑子) ナレーター(植木 等)
D:TVスペシャル 「トムとジェリー大行進」?~? ’81~’82 新作
製作 MGMプロ・フィルメーションスタジオ
声の出演 上記と同じ ドルーピー(滝口 順平)
解説
私は、Aいがいのトムとジェリーは見るなと言いたい。Cは、Aからなぜか抜け落ちた分であるから、まあ見ても良かろう。ただ、Aのトムとジェリーの大部分はハンナ・バーベラの作品だが、Cはチャック・ジョーンズの作品である。トムとジェリーに関しては、さすがのジョーンズでもハンナ・バーベラにはかなわない。
Bもハンナ・バーベラの名が付いているわけだけれども、それはやはり、テレビアニメでしかなく、ハンナ・バーベラも昔のハンナ・バーベラではない。
Dのフィルメーション版は最低である。こんなの見るな!
(管理人注:ということで、トムとジェリーに関しては、関連ページを参照のこと!)
POPEYE (TV公開) “POPEYE THE SAILOR”シリーズ
A:製作 フライシャースタジオ(劇場用) 白黒7分 ’33~’43 (パラマウント) TBS公開
プロデュース マックス・フライシャー
演出 デイブ・フライシャー(Dave Fleischer),Isadra Sparber,Dan Gordon,Seymour Kneitel
B:製作 フェイマススタジオ(劇場用) テクニカラー7分 ’44~’57 (パラマウント)
演出 前回までのスタッフからフライシャーを除き、Bill Tytla,Dare Tendlarが加わる
出演
本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
Popeye | William Costello(’33のみ) Jack Mercer |
浦野 光 |
Olive Oyl | Mae Questle | 京田 尚子 |
Bluto | Gus Wicki Pinto Colvig |
熊倉 一雄 |
Wimpy | Jack Mercer Lou Fleischer Frank Matalone |
C:“POPEYE”
製作 キングフィーチャープロ(TVアニメ) カラー30分4本 Sindicated ’61~’63 日本公開 ’80.8 NHK
作画 Jack Kenneyスタジオ,パラマウント映画,イタリア・レンブラントスタジオ
出演(日本語版の声の出演は上記と同じ)
本名 | 原語版声優 |
Popeye | Jack Mercer |
Olive Oyl | Mae Questle |
Bluto | Jackson Beck |
Wimpy | Charles Lawrence Jack Mercer |
Swee’Pee | Mae Questlo |
Shorty | Arnold Stang |
D:“THE ALL NEW POPEYE HOUR”
製作 ハンナ・バーベラプロ(TVアニメ) カラー1時間6本 CBS ’78.9~
出演
本名 | 原語版声優 | 日本版声優 |
Popeye | Jack Mercer | 高松 しげお |
Olive Oyl | Marilyn Schrefler | 山本 嘉子 |
Bluto | Allan Melvin | 小松 方正 |
Wimpy | Daws Butler |
解説
レスリー・カバーガの「フライシャー物語」(もちろん未訳)には、Aのポパイ以外見るな、と書いてある。これには筆者も同感である。
Aの黒白ポパイは、昭和34年6月より、「オバケのQ太郎」が始まるまで、「ポパイの歌」と共に放映された。(TBS系)
この版は、各話(30分に3話)の始まりは、船のキャビンの扉が開いてタイトルが出るという形式だった。
「ポパイ」の成功は、ドナルド・ダックと同様に、その声によるところが大きい。Jack Mercerが、最初の1年間を除いて、ずっと‘ポパイ’をやってるわけだから、Mercerの声だというわけである。
この人は、もともとはフライシャースタジオのアニメーターだったのである。Costlloが使えなくなって困ったフライシャーが、ある日スタジオ内を歩いていると、どこからともなくポパイの声がするんで確かめてみると、アニメーターのMercerがその主だったのである。
日本版は、浦野光がオリジナルのものと錯覚するアテレコをしていて、これまた良いのである。